表示義務である 「特定原材料」の7品目に変わりはありません。 特に発症数、重篤度から考えて表示する必要性の高いものなので、 加工食品には 表示が義務付けられています。 先日の、アレルギー調査結果からもわかるように、 近年、 木の実類のアレルギーが非常に多くなってきました。 なおかつ、消費者庁が最近の4800件余りのアレルギーの症例を調査したところ、アーモンドによる症例が21件あったということから、今回は 「アーモンド」を表示推奨品目として加えました。 今まで、平成25年「ごま」「カシューナッツ」が追加されて以来、 6年ぶりの変更です。 アレルギー表示推奨品目は21品目に 表示が推奨されている、特定原材料に準ずるものは、この追加により下記の 21品目になりました。 <表示推奨品目> あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、 牛肉、くるみ、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、アーモンド 他ナッツ類のアレルギーとの関連性 まず、ピーナッツとナッツ類では大きく異なり、アレルギー調査などでも別のものとして分類されています。 ナッツ類には、 クルミ、カシューナッツ、アーモンド、マカダミアナッツ、ココナッツ、ピスタチオ、ヘーゼルナッツなどが含まれます。 しかしながら、どれか1つにアレルギーがあるからといって、 ひとくくりにして除去をする必要はないといわれており、個々に判別が必要であるともされています。 しかしながら、 ・カシューナッツとピスタチオ、 ・クルミとピーカンナッツ(ペカンナッツ) などは、 見た目も似ていますが、交差抗原性が強いため、 どちらかにアレルギーがあった場合は避けておくことが望まれています。 ナッツアレルギーが疑われたら 落花生(ピーナッツ)は、ナッツ類には入りませんが、表示義務項目なので、加工食品には表示義務付けられています。 カシューナッツ、くるみ、アーモンドは、 表示奨励項目なので、表示されていないこともあるかもしれません。 アレルギーの人は注意しましょう。 特に今回加わったばかりのアーモンドは、しばらくは記載がおいつかないこともあるでしょう。 引き続き注意したいものです。 *注意*アレルギーの診断については医師の診断が必要です。
次の菊芋を食べ過ぎるとお腹が苦しくなる? 菊芋に含まれる成分の中で、最も有名なのは「 イヌリン」というものです。 イヌリンは水溶性食物繊維のひとつで、便の水分量を増やして排出しやすくする作用があります。 適量ならば食物繊維なので便通に良いのですが、食べ過ぎてしまうと便のカサが増え過ぎて余計に苦しくなってしまうことがあるのです。 また腸内の水分量のバランスが崩れて下痢を引き起こす可能性もあり、お腹の調子が悪くなりやすいんですね。 お腹が張ったような状態になる腹部膨満感が続いてしまうので、お腹周りが太ったように見えることもあります。 菊芋を食べ過ぎると、主に腸に影響が出やすいということですね。 菊芋の食べ過ぎを注意すべき理由とは? 菊芋を食べ過ぎるとイヌリンのとりすぎでお腹の調子が悪くなりますが、もうひとつ注意したい症状があります。 一部の人はイヌリンに対してアレルギー反応を起こすことがわかっており、気をつけなくてはならないのです。 中でも重たい症状である「 アナフィラキシーショック」は、死に至ることもあるくらい非常に危険な状態になります。 過去にイヌリンを摂取したことが原因でアナフィラキシーショックを起こした事例もあるため、菊芋の食べ過ぎには十分注意が必要なのです。 もともと食物アレルギーがある人など、不安な場合はあらかじめ血液検査などで調べておくと良いですね。 菊芋に含まれるイヌリンは水溶性食物繊維なので、便通を良くしてくれます。 腸内環境が改善されると、大腸ガンの予防や免疫力アップによる風邪予防アレルギー予防など幅広い効果が期待できるのです。 またお腹周りがスッキリするため、ダイエット効果も期待できて女性には特に嬉しい食べ物でしょう。 菊芋は1日どのくらいの量食べても大丈夫? 菊芋は血糖値を下げる作用があるため「 天然インスリン」などと呼ばれています。 好きなものを気にせず食べたいと思って菊芋効果で血糖値を下げようとしても…1日にどのくらいの量を食べればいいのか迷いますよね。 いくら体に良いものでも、1日に食べ過ぎては逆効果な気がします。 菊芋の健康効果はイヌリンが中心ですが、 イヌリンは1日に3g摂取すれば良いとされています。 菊芋の大きさやイヌリン含有率に差はありますが、だいたい1日に60〜70gほどを食べれば良い計算になりますね。 菊芋1個でだいたい50g前後なので、 1日1個食べていれば間違いはなさそうです。 あとはお腹の調子と相談しながら、どのくらいの量を食べるか決めていきましょう。 菊芋の食べ過ぎに関するまとめ 菊芋は食べ過ぎに注意したい人に向けて、1日どのくらいの量なら食べて良いのかをご紹介してきました。 菊芋は食べ過ぎるとイヌリンのとりすぎでお腹が張ったり下痢を起こす可能性があります。 またイヌリンはアレルギーによるアナフィラキシーショックを引き起こした事例があり、注意が必要です。 菊芋はイヌリンの作用で血糖値や中性脂肪を下げたり、便通を良くしたりする効能もあります。 1日にどのくらいの量までなら良いのかというと、1日60gほどなので1個を目安にすればちょうど良いでしょう。 菊芋は適量を心掛けて、健康のために美味しくいただきたいですね。
次のサプリに潜む罠 サプリメントを摂取する上で、気をつけなければいけないのがアレルギーです。 サプリメントは「健康食品」だから、摂取してもからだに異常が出ることはないと、成分を気にせず口にしてしまいがち。 しかし、サプリメントには多種多様な成分が含まれており、アレルギー反応を起こす場合もあります。 そのため、誰でも摂取して大丈夫ということはありません。 アレルギーの原因は人それぞれで、何がその人にとってのアレルゲン(アレルギーを誘発させる原因物質)になるのかは、その人次第なのです。 アレルギー体質の方は、たいてい自分のアレルゲンを知っているので、何かを口にするときは、その食品を避けて食べることでしょう。 サプリメントについても「健康食品」という名前にだまされず、表示されている原材料をしっかり確認して、アレルギー反応の出るものが入っていないかを確認しましょう。 サプリにはどんなアレルゲンが入っているのか? 大豆、牛乳、卵は三大アレルゲンと呼ばれ、アレルギー反応が出てしまう体質の方はたくさんいます。 アレルギーというのは、タンパク質が原因で反応が出ることが多いので、仕方ないことなのでしょうが、これらの食材はわたしたちの食生活に根付いているため、これらを避けた食事をするのは本当に難しいものです。 ですから、これらに対するアレルギー体質の方は日頃から十分注意しているかと思いますが、当然サプリメントにおいても気をつけなければなりません。 特にサプリメントにおいて大豆はとても人気の食材なので、サプリメントでは「大豆たんぱく質」などと表記されて大豆の成分が用いられています。 原材料をよく見てみる必要があります。 また、食材以外にも注意が必要です。 サプリメントには、防腐剤や人工香料、合成着色料などの天然栄養素以外のものが入っている場合があるということを知っておかなければなりません。 健康食品という言葉から誤解されがちですが、サプリメントに入っているのは、必ずしも天然の栄養素だけではないのです。 これらの加工物が原因で、抗体ができてアレルギーを引き起こしてしまう方もいらっしゃるので、たとえ今はアレルギーがない、という方にも注意が必要です。
次の