最初の候補はセンチュリー!?クルマ選びに大苦戦 梶田さんが、ヘルキャットを購入しようといきさつやエピソードを教えてください。 それまで車の話なんかまったくしない人だったのに、教習所に通いだしてからはよく車の話をするようになったんです。 運転が楽しくてしょうがないようで、免許を取得してから数ヶ月も立たないうちに2台目の車を購入するというハマりようでした。 そうなると、やっぱり気になるじゃないですか。 「そんなに楽しいものなのか?」って。 で、「どんな車に乗るの?」っていう話になるわけですよね。 パーソナリティをマフィア梶田さんと、声優の中村悠一さんが務める。 とはいえ、それまでまったく興味がなかったわけですから。 車種の違いも分からないし、道を走っている車がどこのメーカーなのかも見分けがつかない。 そこで俺の中の「カッコいいと思う車」をイメージしてみたら、浮かんでくるのは「マッドマックス」や「デス・プルーフ in グラインドハウス」といった洋画に出てくるような、あるいはばかりだったんです。 それも今の日本車みたいに流線型のオシャレっぽい車じゃなく、タフな長方形のやつですね。 初めて乗る車だから当初の希望は日本製で、さらに新しいモデルが良かったんですけれども、現行では角ばった車なんてありゃしないんですよ。 免許はもうすぐ取れるのに、乗りたい車が見つからない。 悶々としている中で、候補に挙がったのが街で見かけたセンチュリー。 当時はデザインの変更が発表される直前で、まだ四角くてカッコよかったんです。 もしくは、タクシーに多いクラウン コンフォート。 今思えば、とにかく日本車で長方形という条件を満たしているだけでしたね(笑) 旧車という選択肢は最初からなかったんですね。 さすがに初心者マークで旧車に乗るのは尻込みしました。 ただでさえ拙い運転なのに、万が一にも故障で事故を起こすわけにはいかないじゃないですか。 それに、日本の旧車ってなぜだかMTが圧倒的に多い。 俺の場合、走り屋に憧れてガチャガチャ操作したかったわけでも無いですから、いまさらMT車に乗るという選択肢は無かったです。 ……となると、マジでセンチュリーかクラウン買うのかって話になる。 まあ、周囲の人は首を捻りますよね。 どっちも運転する車じゃなくて、運転してもらう車じゃないかと(笑)まぁ、またしても車選びは暗礁に乗り上げるわけですよ。 それに、教習所に通っているうちに日本車のサイズ感が俺には厳しいということも判明してきたんです。 教習車はそれこそクラウンだったのですが、いつもギリギリのスペースで運転していました。 そういうわけで日本車は候補から外れ、外車に目を向け始める。 日本ではベンツとかBMWとかフェラーリとか人気ですが、どれもエクステリアが現代的でオシャレっぽくて、魅力的と思えなかった。 悩みに悩んで、出した結論がアメ車。 それも現行車でありながら古き良きタフな車の面影を色濃く残しているアメリカンだったんです。 センチュリーやクラウンコンフォートを経て、アメ車に落ち着いたわけですね。 とはいえ、エコ意識の高いこの時代。 現行のも選択肢はカマロ、マスタング、ダッジの3種類くらいじゃないですか。 その中でマスタングは現行モデルの顔つきが近代的になりつつあり、カマロもカマロで第5世代は無骨でカッコよかったんですが、現行モデルからちょっと日本車っぽくなってしまった。 そんな中でダッジ チャレンジャーだけ、クラシックな面影を保ち続けていたんです。 真一文字の溝にライトが直列したふてぶてしい面構え。 「これだ!」と思いましたね。 ダッジ チャレンジャーの中でも、梶田さんの愛車は当時最高グレードの「ヘルキャット」ですよね。 梶田さんの愛車は2016年モデルのSRTヘルキャット。 SRTシリーズは、チャレンジャーのラインナップでも最高峰グレードだ。 2015年モデルとしてデビューしたSRTヘルキャットは700馬力。 SRTデーモン(2018年モデル・840馬力)や、SRTヘルキャットレッドアイ(2019年モデル・797馬力)が発表されるまで、最高スペックを誇っていた。 でも、当初はヘルキャットを買う予定はなかったんですよ。 だったらまずは下のグレードに乗って、アメ車に慣れていこうかなと思っていたんですけれども。 まぁ、当然ながらダッジは国内に正規ディーラーが無いんですよね。 でちゃんと買えるのって、カマロくらいじゃないですか。 そもそも、近所でダッジの中古車を探そうにも選択肢がほぼ無かったわけです。 ボンネットから吸気口が飛び出しているのがいかにもタフな印象でカッコよかった。 ほとんど決めちゃうつもりだったんですけれども、もう1件だけ近所でヘルキャットを置いているところがあった……。 ヘルキャットって言ったら、当時の市販されているチャレンジャーでは最高グレードなわけですよ。 しかも700オーバー。 ボンネットの中央からシェイカー(冷却装置の一部)が突き出ているのが特徴。 1970年~1971年のチャレンジャーに設定されていた「シェイカーフード フレッシュエアインテークシステム」を再現し、古きよきアメ車のスタイルを踏襲する人気モデル。 その名の通り、アイドリングでボンネットが揺さぶられるほどのV8エンジンの力強さも暗示されている。 SRTのエンブレムはフロントマスクとリアエンドに燦然と輝く。 真一文字に配列されたフロントライトは無表情で武骨な顔つきを演出。 フロントサイドにはヘルキャット(地獄猫)の名にふさわしいエンブレムが。 ブラックのボディにシンプルなデザインが映える。 アメリカンマッスルカーらしい、直線的なプレスライン。 しかしまぁ、俺が車に求めていたのはとにかくデザインが趣味に合うかどうかであって、スペックなんかどうでもよかった。 というか、が云々とか言われてもピンとこないんです。 だから知人に何がどうすごいのか聞こうと思って相談したら、それ以前の問題として「梶田さんコレ……FR車で700馬力って、バカが乗る車ですよ!」って言われて(笑) 「ガソリン撒き散らしながら走る」「駐車場に停められない」「このパワーで後輪駆動はスピンしたら死ぬ」とか、散々脅されるわけです。 あまりの不評っぷりにうんざりしてきた頃に、最後のひと押しというか俺をそそのかしたのが中村悠一さんでした。 彼はニヤニヤしながら、ヘルキャットにはブラックキーとレッドキーの2種類があって、レッドキーを使ったときだけリミッターが解除されて700馬力が発揮できるということを教えてくれたんですよね。 そんな男の子の夢みたいな機能を聞いちゃったら、もうデメリットなんかどうでもよくなっちゃいますよ。 EXAMシステムを搭載したモビルスーツに乗れば、普通のパイロット(オールドタイプ)であってもニュータイプに近い戦闘能力を得ることができる。 SRTヘルキャットは起動するキーによって、や設定、車両の姿勢制御などが変わる。 ブラックキーで起動した場合は500馬力まで、レッドキーで起動した場合はマックスパワーの700馬力まで発揮できる。 実際にヘルキャットを目にしてどうでしたか? 一目惚れですよね。 色も希望通りのオールブラックですし、ボンネットの吸気口がシェイカーとはまた違った方向性でタフな印象。 細かいところでは前のオーナーが日本製のナビとレーダーを取り付けていたのも、利便性の面で好印象でした。 もうその場で即決ですよ。 即決ですか!ディーラーさんも驚かれたでしょうね。 そうですね。 板橋の というお店なんですが、「免許を取得したばかりなので、若葉マークで乗ります」と言ったらポカンとしちゃって。 「そんなの聞いたことないです」って言われました。 ボンネットにはエンジンへの吸気口が。 正面から見ると迫力のある表情だ。 20インチの大口径アルミホイールを履く。 太いタイヤも男前でカッコいい。
次の「攻殻機動隊S. 」シリーズのOVA 3部作をコンプリートしたBlu-ray BOX「攻殻機動隊S. TRILOGY-BOX:STANDERD EDITION」が、2020年3月27日(金)に発売されるのを記念して、神山健治監督とマフィア梶田さんが「攻殻機動隊S. 」シリーズから最新作までを語る濃密対談が行われた。 「攻殻機動隊S. 」シリーズのOVA 3部作をコンプリートしたBlu-ray BOX「攻殻機動隊S. TRILOGY-BOX:STANDERD EDITION」が3月27日(金)に発売される。 「攻殻」史上初となるフル3DCGアニメーションとなり、「攻殻機動隊S. 」シリーズを手掛けた神山健治さんと、「APPLESEED」シリーズを手掛けた荒牧伸志さんによるダブル監督、Production I. GとSOLA DIGITAL ARTSによる共同制作スタイルの作品となっている。 「攻殻機動隊S. 梶田:どんどん刺激に対して鈍くなっていると感じています。 やっぱりテクノロジーのビッグバンがあった時に良いSFが育つけど、それがないから夢がない。 SFがダメな時にはファンタジーが盛り上がるけれど、最近のファンタジーは設定を楽しむものではなく「苦しすぎる現実からの逃避」としてしか描かれていません。 梶田:消費されるファンタジーですね。 神山:そう。 そこでいざ「攻殻」を作ろうと思ったら、確かにあまりやることがないんです。 だから楽しくやることにしました。 梶田:!……それは、ちょっと予想外でした。 神山:メインとなる公安9課のメンバーはスキルがあって、自己責任で生きられる奴らだというのは揺るぎない設定です。 彼らが「もう社会正義とかどうでもいいから楽しいことをやろう」というところから物語をスタートさせるのが今の時代に合っているんじゃないかな?と考えて、みんなが遊び暮らしているところから始まります。 彼らは自分のスキルを存分にふるえれば、お堅い公安だろうがどこでもいい連中なので、ディストピアで楽しんでればいい。 「マッドマックス」の世界が来たら幸せな奴らなんですよ。 梶田:面白い発想ですね。 超、憧れます。 神山:予告編からは「攻殻」らしくない感じを受けるかもしれないですね。 一方で「攻殻」は僕のなかで「今」を切り取るためのツールでもあるので、公安9課のメンバー達が今の社会を見た時にどう感じるかが新シリーズのテーマなんです。 「事故が起きる寸前だったけどコイツ(車)が今、俺を救ってくれたかも」みたいなことは、自分が勝手に思ってるだけ。 神山:そう。 僕は、それとテクノロジーは似ている気がするんです。 思いを入れていかないと新しいテクノロジーは発見されていかない。 ……どうしても数多の作品では新しいテクノロジーは敵として登場していますよね。 「ターミネーター」などのハリウッド映画で新しいテクノロジーは悪役です。 日本でも「これ以上科学は発展しない方がいいよ」という自然回帰に正義があるスタイルが定着している。 でも「攻殻」の原作者である士郎正宗先生は「科学は悪役じゃないよ、未来に希望があるものとして存在してるんだよ。 という描き方をしなさい」と仰っていて、今でも深く共感しています。 人類は手に入れたテクノロジーはどうしても捨てられないので、それならば共存しながらそのテクノロジーを使って問題解決をしていく……という発想が芽生えるきっかけになったのがその士郎先生の言葉だった。 そこは「攻殻」を作る以上は守り続けたいと思っています。 梶田:自分もテクノロジーはどんどん発展していった方がいいんじゃないかと思うんですが、一方で、発展しすぎたことによる弊害で取り返しがつかない状況に追い込まれていますよね。 たとえば、昔の車はイジれば直せたけど、今はコンピュータ制御だからイジっても直せない、とか。 神山:生活の基盤になっているインターネットサービスが急に停止してしまったらパニックになるとかね。 そういう意味では、人類は危機的状況へと突っ走ってる。 梶田:AIの発展については「S. 」シリーズでも描かれていますよね。 タチコマ達が自発的に公安9課のメンバーを救い、自己犠牲の心まで芽生える。 でも、ドックでのタチコマたちの会議シーンとか、実は怖いですよね。 人間の監視のない中でAI同士がどんどん会話していき、些細なきっかけで人類の敵に回ってしまうかもしれない。 神山:愛着を抱いた時点で、オペ子にもゴーストが宿っているってことですね(笑)。 まぁ、現実的に想像すると、ゴミ箱に手が生えているようなロボットの方がおそらく早く受け入れられると思うんです。 ロマンですよね。 そこに憧れる海外の方にも響くのが「攻殻」だと思います。 「攻殻」を好きな海外の人達って、自分達にはない宗教観をファンタジーとして受け入れているんじゃないかな。 「ブレードランナー」にも近いけれど、もっと神秘性を感じている印象です。 梶田:最後に新作の見どころを。 神山:2045年にどういうことが起きるだろうと現実に即してアイデアを出しながら、エンターテイメントとしてのファンタジー要素も入れています。 世界に向けた新しい表現でありつつも、これまでの「攻殻」の延長上にある未来の物語になっている手応えもある。 はやく確かめていただきたいですね。 TRILOGY-BOX:STANDARD EDITION」 c 士郎正宗・Production I. 」シリーズから最新作まで語る濃密対談公開! の元記事はこちら 外部サイト.
次の「攻殻機動隊S. 」シリーズのOVA 3部作をコンプリートしたBlu-ray BOX「攻殻機動隊S. TRILOGY-BOX:STANDERD EDITION」が3月27日(金)に発売される。 「攻殻」史上初となるフル3DCGアニメーションとなり、「攻殻機動隊S. 」シリーズを手掛けた神山健治さんと、「APPLESEED」シリーズを手掛けた荒牧伸志さんによるダブル監督、Production I. GとSOLA DIGITAL ARTSによる共同制作スタイルの作品となっている。 「攻殻機動隊S. 」(以下、「S. 」)シリーズを見返して、愕然としたんですよ。 というのは、モチーフとして政治的・社会的な情勢を描いているのに、一切古くない。 つまり「S. 」が発表されてから20年近く、社会の形相はほとんど変わっていないんです。 神山:しかも残念なところが変わっていなくて、良いところもさほど増えなかった。 もちろんテクノロジー自体は進んできたけれど一番肝心な「人間」が変わらない。 というのも「S. 」第1期では、僕が10代後半の多感な時期を過ごした昭和後期を咀嚼し直してみようというのがひとつのテーマだったんです。 自民党の55年体制が終わって「新しくなっていくんだ!」みたいな空気があり、グローバル化と言われ出してアメリカの顔さえ見ていれば良く、一方で中国については蓋をして触れられない時期のことを描きました。 それから20年経って、イギリスがEU離脱するなんて考えられなかったことも起きたけれど、日本は20年間ほぼ変わらぬまま。 当時ですら「失われた10年」と言われていたのに、いまや失われた20年を経て30年目に突入している。 梶田:まさしく今、中国とアメリカは二大大国としてバチバチですね。 」第2期(「S. 2nd GIG」)は、その未来を予感させる作品でした。 でも2020年になった今、「ブレードランナー」の時代を迎えているはずだったのにこんなに夢の無い世界になっている。 それがアニメ作品にも影響しているような気がするんです。 実際、「攻殻」のような未来像を描く作品に対する夢がどんどん失われていませんか? 神山:たしかに「未来を描く」というのはアニメが得意としていたジャンルなのに、創り手はいなくなってきたし、視聴者側も求めていないのかもしれないですね。 梶田:どんどん刺激に対して鈍くなっていると感じています。 やっぱりテクノロジーの ビッグバンがあった時に良いSFが育つけど、それがないから夢がない。 SFがダメな時にはファンタジーが盛り上がるけれど、最近のファンタジーは設定を 楽しむものではなく「苦しすぎる現実からの逃避」としてしか描かれていません。 梶田:消費されるファンタジーですね。 神山:そう。 そこでいざ「攻殻」を作ろうと思ったら、確かにあまりやることがないんです。 だから楽しくやることにしました。 梶田:!……それは、ちょっと予想外でした。 神山:メインとなる公安9課のメンバーはスキルがあって、自己責任で生きられる奴らだというのは揺るぎない設定です。 彼らが「もう社会正義とかどうでもいいから楽しいことをやろう」というところから物語をスタートさせるのが今の時代に合っているんじゃないかな?と考えて、みんなが遊び暮らしているところから始まります。 彼らは自分のスキルを存分にふるえれば、お堅い公安だろうがどこでもいい連中なので、ディストピアで楽しんでればいい。 「マッドマックス」の世界が来たら幸せな奴らなんですよ。 梶田:面白い発想ですね。 超、憧れます。 神山:予告編からは「攻殻」らしくない感じを受けるかもしれないですね。 一方で「攻殻」は僕のなかで「今」を切り取るためのツールでもあるので、公安9課のメンバー達が今の社会を見た時にどう感じるかが新シリーズのテーマなんです。 「事故が起きる寸前だったけどコイツ(車)が今、俺を救ってくれたかも」みたいなことは、自分が勝手に思ってるだけ。 神山:そう。 僕は、それとテクノロジーは似ている気がするんです。 思いを入れていかないと新しいテクノロジーは発見されていかない。 ……どうしても数多の作品では新しいテクノロジーは敵として登場していますよね。 「ターミネーター」などのハリウッド映画で新しいテクノロジーは悪役です。 日本でも「これ以上科学は発展しない方がいいよ」という自然回帰に正義があるスタイルが定着している。 でも「攻殻」の原作者である士郎正宗先生は「科学は悪役じゃないよ、未来に希望があるものとして存在してるんだよ。 という描き方をしなさい」と仰っていて、今でも深く共感しています。 人類は手に入れたテクノロジーはどうしても捨てられないので、それならば共存しながらそのテクノロジーを使って問題解決をしていく……という 発想が芽生えるきっかけになったのがその士郎先生の言葉だった。 そこは「攻殻」を作る以上は守り続けたいと思っています。 梶田:自分もテクノロジーはどんどん発展していった方がいいんじゃないかと思うんですが、一方で、発展しすぎたことによる弊害で取り返しがつかない状況に追い込まれていますよね。 たとえば、昔の車はイジれば直せたけど、今はコンピュータ制御だからイジっても直せない、とか。 神山:生活の基盤になっているインターネットサービスが急に停止してしまったらパニックになるとかね。 そういう意味では、人類は危機的状況へと突っ走ってる。 梶田:AIの発展については「S. 」シリーズでも描かれていますよね。 タチコマ達が自発的に公安9課のメンバーを救い、自己犠牲の心まで芽生える。 でも、ドックでのタチコマたちの会議シーンとか、実は怖いですよね。 人間の監視のない中でAI同士がどんどん会話していき、些細なきっかけで人類の敵に回ってしまうかもしれない。 神山:愛着を抱いた時点で、オペ子にもゴーストが宿っているってことですね(笑)。 まぁ、現実的に想像すると、ゴミ箱に手が生えているようなロボットの方がおそらく早く受け入れられると思うんです。 ロマンですよね。 そこに憧れる海外の方にも響くのが「攻殻」だと思います。 「攻殻」を好きな海外の人達って、自分達にはない宗教観をファンタジーとして受け入れているんじゃないかな。 「ブレードランナー」にも近いけれど、もっと神秘性を感じている印象です。 梶田:最後に新作の見どころを。 神山:2045年にどういうことが起きるだろうと現実に即してアイデアを出しながら、エンターテイメントとしてのファンタジー要素も入れています。 世界に向けた新しい表現でありつつも、これまでの「攻殻」の延長上にある未来の物語になっている手応えもある。 はやく確かめていただきたいですね。 TRILOGY-BOX」(BCXA-0017)より特典を抜粋・再構成し、仕様を変更したものです。 C 士郎正宗・Production I. TRILOGY-BOX:STANDARD EDITION」 c 士郎正宗・Production I.
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