感想戦終了後、藤井七段にインタビューが行われました。 インタビュワーと別室で、距離を取った形でのインタビューとなりました。 藤井七段 今日は対局に集中しようと思って臨みました。 挑戦するという実感は湧かないですが、気持ちを入れ替えて第一局に臨みたいと思います。 藤井七段 これまでタイトル戦の舞台まで行けなかったので、今回達成できて、前に進めたのかなと思います。 藤井七段 攻めが鋭い印象で、また、特に最近充実されているなという印象です。 以上で本局の中継は終了です。 ご観戦ありがとうございました。 まもなく開幕の五番勝負もぜひご覧ください。 (文責・独楽) 終局直後、両対局者にインタビューが行われました。 藤井七段 そうですね。 少し意外だったのですが、途中から自信がない展開になってしまいました。 藤井七段 挑戦することができて、うれしく思います。 また、五番勝負がすぐあるので準備したいと思います。 藤井七段 そうですね、そういう形になったことはうれしく思います。 藤井七段 相手が渡辺明棋聖が大変充実されている方ですが、一生懸命勝てるように頑張りたいと思います。 永瀬二冠 とても判断が難しかったのですが、中終盤の精度が低く、残念でした。 永瀬二冠 そうですね。 用意した作戦ではありました。 (文責・独楽).
次の将棋の渡辺明棋聖(36)=王将・棋王との3冠=が4日、藤井聡太七段(17)との棋聖戦5番勝負(8日開幕)への意気込みを語った。 藤井は渡辺に次いで中学生で四段に昇段した中学生棋士。 藤井以前の4人はいずれも一時代を築いてきた歴史があった。 5番勝負では全8冠中最多の3冠が、次世代エースの壁になる決意だ。 選んだ言葉に思いが表れた。 「藤井七段の初めてのタイトル戦という、間違いなく将棋史に残る戦いに出場することに大きなやりがいを感じています」 足跡をたどれば分かりやすい。 渡辺の初タイトルは2004年、当時の森内俊之竜王から20歳で奪ったもの。 ただ、タイトル初挑戦はその前年、羽生善治王座に挑んでいた。 5番勝負は第3局まで2勝1敗と先に王手をかけながらそこから連敗。 その第5局、勝利を確信し緊張の糸が切れた羽生の駒を持つ右手が震えた。 中学生棋士は、藤井の前が渡辺でさらにその前が羽生。 すでに1996年、当時の全7冠制覇を達成した第一人者にも重圧がかかっていた。 加藤一二三九段、谷川浩司九段。 代々の中学生棋士が歴史を築いてきた事実。 指を震えさせたのは、将来自らを脅かすだろう存在をひとまず退けられた手応えだったろう。 以来渡辺は、19歳のタイトル初挑戦こそ実らなかったものの「羽生を震えさせた男」として知られるようになる。 08年竜王戦では羽生相手に3連敗後4連勝の離れ業を演じる。 そして今回。 17年が経過し、当時羽生が味わった重圧を認めるからこそ「大きなやりがい」との言葉。 それはデビュー以来一貫して抱く「勝ちっぷりが凄い。 明確な弱点がないと大変です」との藤井評に通ずる。 「藤井七段はいつタイトルを獲ってもおかしくない実力がある。 自分にとっても新しい棋士人生が始まる。 わくわく感がある」。 8日の棋聖戦第1局に続き、9日は三重県鳥羽市へ移動して10、11日、初挑戦する名人戦第1局に備える。 ダブルタイトル戦の過密日程も歓迎するかのように「(03年王座戦が)後々語り継がれる5番勝負だったなら、今回もそうできれば」と意気込みを語った。
次の勝者賞金:4320万円• 敗者賞金:1620万円• 挑戦者決定戦対局料:各450万円 組 優勝賞金 準優勝 1組 460万円 115万円 2組 360万円 93万円 3組 260万円 62万円 4組 205万円 52万円 5組 155万円 41万円 6組 93万円 20万円 なお、 竜王戦七番勝負の対局料は過去には賞金額と別途公表されていましたが、現在は対局料として公表されていないことから、 賞金に加え1千万円前後の対局料が加算されている可能性もあります。 (ただし、賞金額に合算されている可能性もあります) 参考までに過去の対局料をわかる範囲で示すと 【第9期】• 勝者賞金3200万円、敗者賞金800万円• 竜王対局料1350万円、挑戦者対局料675万円 【第19期】• 勝者賞金3200万円、敗者賞金800万円• 竜王対局料1450万円、挑戦者対局料700万円 となっており、この対局料が現在も維持されているかは不明です。 名人戦の賞金額・対局料 将棋のタイトル戦において最も歴史が古く、権威ある名人戦。 その 賞金額・対局料も竜王戦についで高額なものとなっています。 なお、賞金額・対局料については正式には公表されていませんが、観戦記者や関係者等の記述を正しいものとすると以下のとおり 勝者賞金:1200万円 対局料:400万円(来年度叡王は+400万円) 七番勝負までの対局料合計:各400万円 【初代叡王or叡王防衛】2000万円 このようなところでしょうか? すべてのタイトル戦にいえますが、基本的に挑戦まで勝ち進んだ場合の対局料分が現タイトルホルダーの対局料に上乗せされる形かと推測されるので、来年度は勝者賞金1200万円に叡王対局料800万円で2000万円ほどかと思われます。 敗者賞金は2019年次賞金額が判明すれば、高見先生の金額から推測することが出来そうですので、ランキングが発表され次第更新します。 王位戦の賞金額・対局料 タイトル戦としては序列4位となる王位戦。 王将戦と同じく王位リーグというリーグ戦を行い挑戦者を決める2日制のタイトル戦ですが、菅井先生や広瀬先生が王位のみ保持していたため、賞金額・対局料の推測は比較的容易です。 菅井王位(当時)の場合 【2016年】 958万円 【2017年】 2,363万円(王位奪取) 【2018年】2,193万円(王位陥落) 約1400万円増 広瀬王位(当時)の場合 【2009年】 768万円 【2010年】 2,136万円 (王位奪取) 【2011年】2,005万円(王位陥落) 約1400万円増 両者ともに1400万円近い増額となっていますが、王位獲得と同時に菅井先生はB級1組昇級や王座戦ベスト4、広瀬先生も棋王戦挑戦者決定戦進出、竜王戦昇級トーナメント優勝などその他の増額理由もあることから、共に200万円ほどは他の増額理由と考え、 1200万円が王位リーグ及び王位戦の賞金額・対局料かと思われます。 王位リーグ対局料合計を王将リーグ想定額の200万円と同じとした賞金額・対局料の想定は以下のとおり。 王位防衛:1200万円(700万円+500万円) 挑戦者奪取:1000万円(700万円+300万円) 王位敗退:800万円(300万円+500万円) 挑戦者敗退:600万円(300万円+300万円) となります。 なお王位敗退でも『800万円』というのは、菅井先生、広瀬先生ともに陥落時に100~200万円しか獲得額が落ちていないことから推測したものです。 王座戦の賞金額・対局料 タイトル戦としては序列5位となる王座戦。 羽生善治九段が長きにわたり防衛を続けており、また間に奪取した渡辺三冠も他タイトルを保持していたため賞金額が長らくブラックボックス化していた王座戦ですが、 中村七段がタイトルを奪取・そして斎藤王座相手に陥落したことでおおよその賞金額・対局料の推測が出来るようになりました。 中村王座(当時)の場合 【2016年】 718万円 【2017年】 2,144万円(王座奪取) 約1400万円増 斎藤王座の場合 【2017年】 1,699万円 【2018年】 2,393万円 (王座奪取) 約700万円増 なお、斎藤王座の2017年金額は棋聖挑戦、王将リーグ、竜王戦昇級者決定戦優勝等、他の増額要因が多すぎ2018年度との比較が困難なことから、 今回は中村太地先生の事例のみを対象に想定します。 また、中村太地先生も2016年から2017年の間で順位戦がC級1組からB級2組の昇級があるため、100万円は他の増額理由と考え、 1300万円が王座戦予選および王座戦の賞金額・対局料かと思われます。 王座戦挑戦までの獲得賞金・対局料をトーナメントであり対局数が少ないことから、王位・王将リーグより100万円高いと仮定した賞金額・対局料の想定は以下のとおり。 王座防衛:1200万円(700万円+500万円) 挑戦者奪取:1000万円(700万円+300万円) 王座敗退:800万円(300万円+500万円) 挑戦者敗退:600万円(300万円+300万円) となります。 王位と全く同じ賞金額・対局料となってしまいましたが、これは序列が上であり、対局数も多い王位戦より賞金・対局料が多いとは考えられない事から同額としたものです。 中村太地先生の2017年次獲得賞金があと200万円ほど低ければ計算上すっきりとした結果が出たのですが…若干中村太地先生の獲得賞金に寄せて行っている点、ご承知おきください。 棋王戦の賞金額・対局料 タイトル戦としては序列6位となる棋王戦。 長らく渡辺棋王を中心に複数冠保持者やタイトル挑戦者、一般棋戦優勝者が同時に保有しているタイトルであるため、正確な賞金額・対局料の想定は難しいですが、近年で比較的一番条件がシンプルな 郷田真隆先生が棋王であった事例を元に想定します。 2018 年: 2,598 万円(他、A級、竜王戦準決勝敗退)• また、王将戦の契約金額は叡王戦半分程度であることから、王将リーグ対局料合計を叡王戦勝ちあがり対局料の半分」と想定した賞金額・対局料は以下のとおり。 棋聖戦の賞金額・対局料 現在タイトル戦の中で序列8位である棋聖戦。 残念ながら棋聖戦については、• 長らく羽生九段が他のタイトルと共に保有していた事• 途中序列が下がっており、古いデータは活用できない事 以上のことから 賞金額・対局料 推測は困難です。 ただし、 世間一般で言われている『300万円』は実態とは大きく異なると思われます。 というのも、 棋聖戦は正式名称を特別協賛から名称をとり『ヒューリック杯棋聖戦』としていますが、 同じくヒューリックが主催する『ヒューリック杯清麗戦』の優勝賞金額が700万円と公表されていることから、男性棋戦の金額を女流棋士による棋戦が超えることは考えにくいことが理由です。 上記の理由から、棋聖戦の優勝賞金額は清麗戦と同額の.
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