スポンサーリンク 前回、復活した女王VS弟ソンジュの戦いとなった約ネバ。 王族の秘密の遺伝により、女王レグラヴァリマには核が2つ存在する。 第2の核は腹にあると予測し、素早く攻撃を仕掛けるソンジュ。 しかし女王もこれまでに食らった者達の能力を操り、ソンジュを圧倒します! そんな中、ムジカは女王を恐れることなく可哀想と言い放ち……!? そして今回、女王にあなたは既に破滅していると衝撃的な言葉を告げるムジカ。 激高しムジカに襲いかかる女王ですが、その身体は過剰摂取により崩壊を始めます……! 鬼という種を変えるために生まれた、と自らが生まれた意味を語るムジカ。 鬼世界の変化を知らしめるように、崩壊する女王に別れを告げます! ということで、女王の末路とムジカとのやり取りに注目して、158話の内容をお届けしていきます! スポンサーリンク ムジカの苦悩 白井カイウ・出水ぽすか「約ネバ」158話より引用 生まれた時から周りと違っていた、そんな自身の過去を回想するムジカ。 何を食べても変わらない形質、人肉を食べなくても失われない姿と知能。 奇跡の子と崇められたことも、代用人肉だと狙われたこともあった。 そして飢えた村々を救えた時の嬉しさ。 しかし仲間は王達により殺され、ムジカは牢の中、1人生き残ります。 白井カイウ・出水ぽすか「約ネバ」158話より引用 それ以来、700年逃げ回る日々。 なぜ私だけが違うのか。 私は特別なのか、異端なのか? 私は何者で、なぜ生きているのか。 何のために生まれてきたのか、生まれてきてもよかったのか? ムジカはそんな苦悩をずっと抱えて生きてきました。 それにしても700年前、仲間が殺された後もムジカは牢に入れられていたようですが、なぜ1人殺されなかったんでしょうか。 何らかの利用価値を見出されたんでしょうか? その後ソンジュが牢から助け出したのでは、ということは想像できます。 スポンサーリンク ムジカと女王 白井カイウ・出水ぽすか「約ネバ」158話より引用 自分から親や仲間、全てを奪った女王と相対するムジカ。 言いたいこと、ぶつけたい想いが山ほどあったけれど、今目の前にいる女王は、ムジカの目には可哀想な存在に見えていました。 「あなたはなぜそんなにもひもじく飢えているの?」 誰より豊かで何だって手に入るはずなのに。 白井カイウ・出水ぽすか「約ネバ」158話より引用 そこでソンジュが女王との間に割って入り、ムジカを庇います! ソンジュに弾かれ、後退する女王。 ムジカはソンジュにお礼を言いますが、大丈夫だとも言います。 前回女王の化物ぶりに苦戦したソンジュは疑問の様子。 女王もムジカの言葉の真意が分からないように言います。 「何かと思えば…妾が…ひもじい?飢えている?」 それを肯定し、ムジカはきっぱりと告げていきます! いくら食べても、手に入れても、上りつめても満たされず可哀想に、憐れだと。 白井カイウ・出水ぽすか「約ネバ」158話より引用 本当は何が欲しかったのか、何を恐れているのかと問いかけるムジカ。 足りていると感じられたなら別の未来もあったはず。 際限ない欲望に囚われ、神への敬意を忘れ命を貪った結果、自らを破滅に導いてきたことにあなたは気づいていない、とムジカは言います。 白井カイウ・出水ぽすか「約ネバ」158話より引用 それに対し、くだらぬ、と切り捨てる女王。 欲望は美徳だと反論します。 欲ゆえに皆求め、動く。 欲は全てを動かす力、果てなき欲は果てなき力だと。 神や命への敬意を嘲笑い、私は誰にも謙らぬ、生まれた時から周りと違った、誰より特別なのだと女王は言います。 そして恐るるものなど何もないと叫びます! 奇しくも女王とムジカは、自分は生まれた時から周囲と違った、という同じ感覚を持っていたんですね。 自分が生まれた意味を苦悩し続けてきたムジカに対して、自分は特別だと言い切り、疑う様子もない女王、かなり対照的です。 幼い女王の姿がちらっと登場していて可愛いんですが、その足元には縛られた人間や切られた腕が。 やはり気性は当時から変わっていなさそうです。 スポンサーリンク 過剰摂取で女王破裂! 白井カイウ・出水ぽすか「約ネバ」158話より引用 妾が破滅とは笑わせる、と言う女王に、ムジカが断言します! 「いいえあなたは既に破滅している もう死んでいるのよ」 その言葉に激高した女王は爪を構えムジカに襲いかかります! 「ほざけ!吠えて死ね」 慌てるソンジュ、ムジカの名を叫ぶエマ達。 しかし次の瞬間、女王の左腕が弾け飛びます! 白井カイウ・出水ぽすか「約ネバ」158話より引用 次々と破裂は続き、何が起こったのか分からず倒れ込む女王。 ムジカはそれを過剰摂取、食べ過ぎだと告げます。 あなたの細胞はもうとっくに限界なのだと。 第2の核に特別な力はない。 女王は第1の核を潰された瀕死の状態で乱暴に、毒と大量の細胞を一度に取り込み過ぎた。 さらに食べた者達の全てをそのまま引き出せた時点で、それらを消化しきれていなかったのだとムジカは言います。 女王の破裂した腕には再び食われた者達の顔が浮かび上がり、口々に女王への恨み言や恐怖の声をあげます。 女王を蝕んでいく、どんどん肥大化していく無数の顔。 白井カイウ・出水ぽすか「約ネバ」158話より引用 「やめろ 意識が記憶が全て流れ込んでくる…!」 女王は前回までに圧倒的な力を見せつけていただけに、第2の核に特別な力がないというのは意外でした。 女王が手当たり次第に毒で汚染された死体を食らわず、退いて回復を待っていれば、完全復活も可能だったんでしょうか。 ムジカの言う通り、際限ない欲のために女王は自滅に向かってしまった形です。 スポンサーリンク ムジカが生まれた意味 白井カイウ・出水ぽすか「約ネバ」158話より引用 流れ込んでくる他者の意識に苦しむ女王を前に、ムジカは過去、救いに訪れた村での村人の言葉を思い出していました。 「いいわねムジカ あなたはずっとあなただもの」 村の長老のような鬼も、我々は何者にもなれるが何者でもない、と言います。 飢えや退化が恐ろしい。 長く生きてさえ、どこまでが自分なのか、自分は何者か、何者になりたいのか、たまに分からなくなると。 700年ずっと、自分がこの世に生まれた意味を考え続けてきたムジカ。 そしてそれがエマ達と出会ってようやく分かった、とムジカは思います。 自分の生まれた意味を、そんな鬼という種を変えることに見出したムジカ。 「私は我ら種を変えるために生まれてきたんだ そして今こそ鬼世界は変わる時なのよ」 人間より強靭に見える鬼という生物には、食べたものの形質を得られる代わりに、自分が何者なのか非常に不安定だという苦しみがありました。 そんな鬼という種を変える。 スポンサーリンク 今度こそ女王絶命! 白井カイウ・出水ぽすか「約ネバ」158話より引用 食べた者達の顔に全身を侵食され、絶叫する女王。 クローネ、ミシェル、ギーラン……女王に食われた者達は口々に名乗っていきます。 では自分は一体何者なのか。 それすら分からなくなった女王は、頭を抱えつぶやきます。 「私は…私は誰だ」 ソンジュやエマ達が驚愕の表情で見つめる中、女王に引導を渡すムジカの言葉が静かに響きます。 白井カイウ・出水ぽすか「約ネバ」158話より引用 「あなたは食べた命に食い潰される さようなら レグラヴァリマ女王陛下」 無数の顔に覆われ、腐り溶けるように絶命した女王の骸が描かれ、158話の内容はここまでとなりました! スポンサーリンク 『約束のネバーランド』ネタバレ158-159 話のまとめ ムジカの過去と苦悩、女王とムジカの対照的な主張、過剰摂取による女王の自滅、そして絶命する女王を前にムジカが告げた、自身が生まれた意味。 ムジカと女王の対比や、自分が誰かすら分からなくなってしまった女王の憐れな最期が印象的な158話でした! ソンジュすら苦戦させ、果たして倒せるのかと思われた女王ですが、まさかの自滅という結末となりました。 王と五摂家が全滅した今、王族であるソンジュや邪血のムジカが新たに鬼達をまとめることになるんでしょうか。 白井カイウ・出水ぽすか「約ネバ」158話より引用 今回鬼という種を変えることが生まれた意味だと自覚したムジカ。 彼女を中心に鬼がまとまれば、エマ達と協力して鬼世界の変革を目指せそうです。 いよいよクライマックスが近づく中、次回も注目です!.
次のこの世界はすべて神から借りているだけだという原初信仰を軽んじて先王を王位を簒奪した姉をソンジュは憎んでいました。 その姉でもある鬼の女王レグラヴァリマは王族の中でも稀にしか現れない2つの核を持つ特異体質でした。 鬼の頂点に立ってもなお貪欲な女王をムジカはひもじく飢えた可哀想な存在だといいます。 suzuco. 何を食べても形質は変わらず人肉を食べずとも退化しないため「 奇跡の子」と呼ばれて祭り上げられたこともあれば、 他の鬼に代用肉だと狙われたこともありました。 飢えに苦しむ村々を助けて回っていたんですがそれをすべて殺されて 一人生き残り、700年ものあいだ逃げ回っていたのです。 その長い苦難の旅の中でムジカは自分の存在意義を考えていました。 その 元凶となった女王を目の前にしたムジカの心には 怒りや憎しみとは違う感情が生まれていました。 【慈愛の少女】 ムジカ「 可哀想に あなたはなぜそんなにもひもじく飢えているの? 誰よりも豊かで何だって手に入るあなたが」 その言葉を聞いて女王レグラヴァリマは動きを止めました。 そのスキを突いてソンジュが介入して間合いを取ります。 女王「 何かと思えば… 妾がひもじい? 飢えてる? 」 ムジカ「 ええ あなたは飢えている いくら食べてもいくら手に入れてもいくら上りつめても満たされない 可哀想に 憐れだわ」 ムジカは女王が果てない欲望に取り憑かれて際限なく食らっていることを哀れでいました。 ですが女王にとっては欲望は原動力だというのです。 その欲を満たすだけの力を持った女王には神への敬意を持つこともありませんでした。 【自滅】 ムジカ「 いいえあなたはすでに破滅している もう死んでいるのよ」 その言葉に激昂した女王は鋭い爪を振りかざしてムジカに襲いかかります。 女王「 ほざけ! 吠えて死ね」 ですがその刹那、女王の身体は内側から爆ぜていました。 ムジカ「 過剰摂取(たべすぎ)よ」 女王の身体は毒を受けて核を破壊されていたところにそれを補うために大量の汚染された死体を取り込んだために既に破綻していたのです。 ムジカ「 食べた物の全てをそのまま引き出せて時点であなたをそれらを充分に消化しきれていなかったということなのよ」 女王が取り込んだ人と鬼の意識が流れ込んで来ていました。 ムジカは幼い頃に 〝 鬼は何者にもなれるが何者でもない〟という言葉を聞かされていました。 そしてエマたちと出会ったことで自分の生まれた意味に気づいたのです。 【変革の時】 ムジカ「 私は我ら種を変えるために生まれてきたんだ。 そして今こそ鬼世界は変わる時なのよ」 女王は取り込んだ者たちによって肉体だけではなく精神も破綻してしまったのです。 ムジカ「 あなたは食べた命に食いつぶされる さようならレグラヴァリマ女王陛下」 暴食の限り尽くした女王はついにここに倒れました。 U-NEXTでは 31日間の無料体験サービスを提供していて、登録後すぐに 600円分のポイントが貰えます。 600円分のポイントを使えば『約束のネバーランド』を今すぐ無料で読むことができるというわけですね。 また、 U-NEXTの無料体験はいつ解約しても解約金は無しなので、是非お試しアレ。 解約違約金ありません! 『約束のネバーランド』最新話【第158話】の感想・考察 邪血の少女と呼ばれたムジカは鬼が人を食べることなく生きていけるための 変革を起こす者だったのでしょう。 そして女王レグラヴァリマは古き考えの象徴として際限のない欲望のまま喰らい続けて取り込んだ者たちの中で自分という個を見失って 自滅してしまいました。 「お前はもう死んでいるから」の爆裂は、北斗神拳を彷彿しました。 これでエマが結び直した 〝 約束〟の懸念事項だった鬼の世界の存続は変化によっていずれは安定することになるのでしょう。 それでも命をつなぐためではなく、単なる美食として人間を狙うものがいる以上は真の意味での共存共栄は難しいと思います。
次の鬼の最高位にまで上り詰めてもまだ欲望のままに鬼の社会すら食い尽くそうとしていた女王レグラヴァリマを見たムジカは可哀相だというのです。 欲望こそが生きるための源だという女王でしたが、 過剰摂取がたたって取り込んだ者たちが表面に現れて自我を希釈して自滅してしまったのでした。 suzuco. 全てを手に入れてもなお女王レグラヴァリマは満たされない乾きを抱えていました。 虚しさを抱えながらも欲し続けた女王は自滅同然に滅びたのです。 重症を負いながらもザジも生きていました。 【変革の時】 ノーマンの目的の一端、鬼の世界の支配体制打倒はついになされました。 …ですが。 ソンジュ( いいのか? それで このままエマ達が結び直した〝約束〟を履行したら俺はこの先一生人間を食うことも いや見ることすらなくなる) 原初宗教の教義に反する狩りで得た獲物しての人間を食べたいという欲求はソンジュの中にも存在していました。 王のみならず五摂家すべてを殺し尽くして 王都他各領 鬼社会は完全に統率者を失った」 ノーマン当初の計画は半ば達成していました。 リーダーを失った鬼の世界には混迷が訪れることに間違いありません。 エマ「 ねぇ…ソンジュじゃなれないの? 次の王様 ソンジュ〝女王の弟〟って 王族だったんでしょ? 」 ソンジュはエマの疑問に答えます。 ソンジュ 「 ムリだね」 政治を司る宰相の役目をしていたイヴェルクのようなコネも無ければ政治のことも知らないソンジュは反逆者として追われる身でした。 そんなソンジュの命令に従うものなどいないと言います。 ですが。 ムジカ 「 大丈夫よ 鬼の問題は私達で何とかするわ エマ達はとにかくアジトへ急ぎなさい」 今ならまだ 鬼の内乱としてことを収められるとムジカは言うのです。 鬼の世界のことは任せて欲しいというムジカの言葉にエマは感謝をしていました。 … ソンジュだけは人肉に対する未練と衝動が残っていたのです。 【感謝の言葉】 そんなとこをソンジュが考えていることも知らないエマは感謝の言葉を述べました。 2年間の旅の中で見てきた鬼の生活からエマ自身も命を奪って食べるということを深く考えていたのです。 自分が殺されるのも家族が殺させるのも嫌なのですが。 エマ 「想像したの。 もし私が死んだら…もし私が死んだらね…ソンジュとムジカになら食べられてもいいって思った」 二人に出会ったことで 鬼を殺したくないと思えるようになったとエマは心の底から二人に感謝していました。 そしてエマ達とは本当に最後の別れとなるのです。 ムジカ 「行っちゃった……いいの? 人間もう食べられなくなるわよソンジュ」 そんなムジカにいたずらっぽい言葉にソンジュは本気で頭を抱えて後悔していました。 ソンジュ 「あ〜〜〜〜よかねぇよ! あ〜〜!! 俺の馬鹿野郎!! 」 ムジカ 「私好きよ。 ソンジュのそういうところ」 【最後の戦いへと】 アジトへと走るエマとレイとノーマン。 ノーマンは女王の言葉を思い返していました。 ノーマン 「女王の言葉で確信した 今王兵を動かしているのは恐らく…ラートリー家現当主 ピーター・ラートリーだ」 最後の敵は人間でした。 U-NEXTでは 31日間の無料体験サービスを提供していて、登録後すぐに 600円分のポイントが貰えます。 600円分のポイントを使えば『約束のネバーランド』を今すぐ無料で読むことができるというわけですね。 また、 U-NEXTの無料体験はいつ解約しても解約金は無しなので、是非お試しアレ。 解約違約金ありません! 『約束のネバーランド』最新話【第159話】の感想・考察 鬼の社会の統治にはなにか秘策があるようですね。 鬼が人を食べる必要がなくなっても身の危険がなくなるわけではないというノーマンの疑念と、狩りをしてなら人が食えると言っていたソンジュが懸念材料でした。 ソンジュには文字通りのお人好しな面もあったのですね。 残る懸念事項はノーマンの薬害とアジトに向かっている兵士たちです。 ノーマンはの兵士たちが誘い出されたのではなくもとよりピーター・ラートリーの命令でアジトを探していたのだと気づきました。 アジトの位置に大体の検討がついているのだとしたら対決は必至です。 そして物語は終着点へと… ですが来週はお休みだそうです。
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