台形の橋やカーブ橋の場合、橋長は道路中心線や鉄道の路線中心線、構造中心線の長さになる場合が多いです。 よって、質問者様の添付図のように地覆方向が橋長になることは無いと思います。 構造中心線の場合、図の台形橋であると、起点側の幅員中心と終点側の幅員中心を結んだ線の長さとなります。 注意すべきは、橋長ですが、上記のような理由から、特にカーブ橋や道路中心線が左右どちらかに偏っている場合は橋長-目地遊間=桁長とならないことです。 おそらく、質問者様が悩まれているのは「橋梁台帳等への記入方法」もしくは「設計図面の設計条件表への記入」 ではないでしょうか。 【補足への追記】 長方形の橋や平行四辺形の橋の場合、上記中心線等が地覆と平行であれば、一般的には地覆長=桁長から 桁長+目地遊間=橋長となり、質問者様の添付図は間違いというわけではありません。 しかし、橋長の取り扱いとして、数値がおなじであっても、橋長は橋本体の長さです。 地覆の長さでは無いので、それだけ整理・理解して頂ければ問題ありません。 図中への表記上、添付図の位置に寸法値を書くケースは多々あります。 (発注者様からの指定があればそれに準ずればよいだけです) もう一つの注意点として、今回、構造中心線という言葉をあげています。 構造中心線は今回は説明を簡略化するために幅員の中心位置としていますが、例えば、橋の主体である 主桁の配置が幅員の右もしくは左側によったり扇配置のばあい、構造中心線は主桁とその上の床版等の 全体の中心位置となってきますので、これもずれてきます。 【蛇足】 実務レベルにおいては、この様なケースは多々あります。 特に道路の合流・分岐付近の橋は幅員は変化しカーブも含まれていたりして複雑化します。
次の台形の橋やカーブ橋の場合、橋長は道路中心線や鉄道の路線中心線、構造中心線の長さになる場合が多いです。 よって、質問者様の添付図のように地覆方向が橋長になることは無いと思います。 構造中心線の場合、図の台形橋であると、起点側の幅員中心と終点側の幅員中心を結んだ線の長さとなります。 注意すべきは、橋長ですが、上記のような理由から、特にカーブ橋や道路中心線が左右どちらかに偏っている場合は橋長-目地遊間=桁長とならないことです。 おそらく、質問者様が悩まれているのは「橋梁台帳等への記入方法」もしくは「設計図面の設計条件表への記入」 ではないでしょうか。 【補足への追記】 長方形の橋や平行四辺形の橋の場合、上記中心線等が地覆と平行であれば、一般的には地覆長=桁長から 桁長+目地遊間=橋長となり、質問者様の添付図は間違いというわけではありません。 しかし、橋長の取り扱いとして、数値がおなじであっても、橋長は橋本体の長さです。 地覆の長さでは無いので、それだけ整理・理解して頂ければ問題ありません。 図中への表記上、添付図の位置に寸法値を書くケースは多々あります。 (発注者様からの指定があればそれに準ずればよいだけです) もう一つの注意点として、今回、構造中心線という言葉をあげています。 構造中心線は今回は説明を簡略化するために幅員の中心位置としていますが、例えば、橋の主体である 主桁の配置が幅員の右もしくは左側によったり扇配置のばあい、構造中心線は主桁とその上の床版等の 全体の中心位置となってきますので、これもずれてきます。 【蛇足】 実務レベルにおいては、この様なケースは多々あります。 特に道路の合流・分岐付近の橋は幅員は変化しカーブも含まれていたりして複雑化します。
次のケーブルには、主として引張力が作用します。 効率的に力を伝達できるので、大スパン構造に対応できます。 斜張橋に似た構造として、吊り橋があります。 今回は斜張橋の意味、吊り橋との違い、原理、メリット、構造について説明します。 橋梁の構造は、下記の記事が参考になります。 斜張橋とは? 斜張橋(しゃちょうきょう)とは、タワーからケーブルを斜めに張り、桁を吊る方法です。 下図をみてください。 これが斜張橋です。 ケーブルには主に引張力、タワーには圧縮力が生じます。 ケーブルは主に鋼材を用います。 引張力に強く効果的に力を伝達できます。 多々羅大橋(890m)など、斜張橋は大スパン構造に対応できます。 大スパン構造の意味は、下記が参考になります。 橋梁の構造は、下記が参考になります。 斜張橋と吊り橋の違い 斜張橋と吊り橋の違いを、下記に示します。 これが吊り橋です。 斜張橋のメリット 斜張橋のメリットを、下記に示します。 大スパン構造に対応できる 景観が良い 前述したように、斜張橋は大スパン構造に対応できます。 ケーブルには、主に引張力が生じるので、効果的に力を伝達できるからです。 また、景観が良い点も斜張橋のメリットです。 面白くスッキリとした表情がある橋だと思います。 また、ケーブルの張り方にもいくつか種類があります。 下図をみてください。 ケーブルを放射型、平行に張る違いがあります。 まとめ 今回は斜張橋について説明しました。 意味が理解頂けたと思います。 斜張橋は、タワーからケーブルを斜めに張り、桁を支える橋です。 ケーブルとタワーで桁を支えており、ケーブルが細いのでスッキリとした印象を与えます。 大スパン構造に対応できるだけでなく、景観にも良い橋梁です。 似た橋梁に、吊り橋があります。 斜張橋との違いを理解しましょう。 下記の記事も併せて勉強しましょうね。
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