セルロース セメント。 ひたすらコーティング!

自作ルアーにセルロースセメントを使用していますが、硬化不良でカチ...

セルロース セメント

以前使っていたフェザーの製品(旧タイプのトルエン入り)では、それほどフィルムも剥がれることなく、 コーティングできていましたが、ここの製品でディッピングすると、フィルムが高確率で剥がれてきます。 あとは、湿度の高い季節だと、乾燥後に白濁が起きるわけですが、藤倉の物は、白濁も強いですね。 濃いからでしょうか・・・ 私の場合は、フェザーの旧製品の方が使いやすかったという印象ですが、現行品はノントルエンタイプに変更となっていて、 塗膜が柔らかくイマイチのようなので、評判の良い藤倉の製品を買ってみた次第です。 ですが、私の場合は色々と苦労しているといった状況なので、フィルム剝れに対する対策を考えてみました。 おそらく、フィルムが剥がれるのは、粘着面に溶剤が浸透して、粘着物を溶かしているからだと思います。 そして、藤倉の製品は、強い溶剤を多く含んでいるのか、はたまた濃いので厚塗りで乾燥が遅いのか、 結果として溶かされる効果が強く出ていて、フィルム剥がれが発生しやすいのだと思います。 改善するには ・樹脂を溶かしにくい弱い溶剤で薄める。 ・乾燥速度を上げて、フィルムが剥がれる前に、溶剤を揮発させてしまう。 といった事を考えてみました。 表の内容を簡単に書いておくと、 まずはアニリン点 素人の調査ではリストに載せた全ての溶剤のデータを見つけられず「?」が多いですが、 アニリン点が樹脂を溶かす溶解力の強さの指標の一つです。 その数値が低い程、平たく言って強い溶剤で、感覚的な所とも合ってきていますが、トルエンは結構強いようです。 その他の溶剤は、多くが歯抜けデータになってしまいましたが、感覚的に、酢酸エチル、酢酸ブチル当たりはキシレンくらい、 メタノール、2-プロパノール、エタノールはシクロヘキサノンよりも弱いか、同じくらいではと思います。 なので、トルエンさえ避ければ、基本的に溶剤としての侵す作用は弱くなると思います。 次に乾燥速度 沸点、蒸発熱なども一緒に調べたので、載せてはいますが、結局は蒸発速度が乾燥速度になると思うので、蒸発速度の数値だけみて 考えればよいと思います。 速く乾燥させたいのであれば、酢酸エチルがダントツで速そうです。 続いてメタノール、トルエンあたりです。 なお、蒸発速度とは、こういった溶剤の世界では、酢酸ブチルを基準で1として、 それに対して、どの程度かという測定がされているみたいです。 今回は、フィルムを剥がれないようにしたいので、早く乾燥する事、樹脂への溶解作用が少ない事を目安に、 希釈する成分を考えました。 そうすると、溶解力の強いトルエンが除外されて、蒸発速度の高い酢酸エチルが良さそうです。 ただ、酢酸エチルとなると、趣味の道具としては入手が難しいです。 で、妥協して、メタノールを探すと、 燃料用アルコールとして薬局で売っています ということで、燃料用アルコールでの希釈を試してみる事にしました。 少し話がそれますが、今回やろうとしているのは、乾燥速度を上げながら希釈すること。 逆に白濁防止には、リターダーを加えて、 乾燥速度を下げるという対策を一般的には取られると思います。 リターダーの成分とは、シクロヘキサノンであり、 その蒸発速度も表に載せましたが、0. 2と非常に遅いです。 また、蒸発熱も他の溶剤より1割くらい少なくて冷えにくいです。 今回調べて分かった事なのですが、リターダーはベースの溶剤と比べると、 蒸発速度が10分の1程度に遅く、いくらか冷えにくいので白化防止に効果的なんですね。 なお、今回やろうとしているメタノールによる希釈は、リターダーとは全く逆の事をしているので、 湿度の高い時期には白濁が促進されると思われます・・・。 それはそれで個別に対策を、と思っています。 写真の物が買ってきた燃料用アルコールで、ケンエーというメーカーが製造しているものです。 この製品の成分は、メタノール76. これを飲むような人はいないと思いますが、エタノールではなく、メタノールは毒なので口に入れてはいけません。 この燃料用アルコールと、藤倉のセルロースセメントを1:1(2倍希釈)で混ぜて、薄めてディッピングに使うことにしました。 希釈の度合いは適当です。 うまくいけば、今後このあたりの希釈度合いも詰めた方が良いかもしれません。 1個のお試しでうまくいったので、まとめて作りました。 写真の通り、フィルムも剥がれず、塗膜もしっかりと硬化し、綺麗に仕上がりました。 剥がれ防止にはメタノールで希釈したセルロースはかなり有効でした。 今後はメタノール希釈を基本として、藤倉製セルロースセメントを使っていきたいと思います。 あと、私はエアブラシは使わないので分かりませんが、色付けした塗膜も侵しにくいのではと思います。 色流れ防止のためにも使えるのではないでしょうか。 [追加情報2] しばらくメタノール希釈したセルロースでコーティングしていましたが、過去に作ったルアーと良く見比べると、 若干曇っているような感じがしました・・・。 また、実釣で使っていると、強度も少し弱い感じがする・・・ 今更ですが、ちょっと塗膜の質が違うようです。 なので、作り方を変え、このメタノール希釈したセルロースは、最初の2回だけ使うことにしました。 最初だけ速乾性のセルロースでコーティングして、フィルムが剥がれる前に固定して、以降はリターダーで希釈したセルロースで通常通りディッピングしました。 リターダーとセルロースの希釈割合は2 リターダー :8 セルロ くらい。 こうすることで、最終仕上がりの塗膜は過去のものと同様かなり透明度が高く、強度も問題なさそうです。 ちょっと複雑になってしまいしたが、この方法に落ち着きそうです。 [追加情報3] 紆余曲折ありましたが、この方法に落ち着きました。

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ルアーの塗装

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セルロースセメントを藤倉応用化工(株)製のFOKに変えてみます

セルロース セメント

でも今回でわかったことがあります 締め切りがあったのでそれに間に合わせないといけない、といわゆるコーティングの乾燥時間を無視して表面を触ってみて大丈夫ならドンドン進めていきました。 いわゆるハンドメイドのハウツー本には夏は4時間冬は8時間とか書いてあるのですが、今回の件で「それってあんま意味なくね?」と思いました。 実際に問題なく完成してるし。 ってかセルロースセメント(自分はウレタンは使っていません)って前に出来たコーティングを溶かして上に重なっていくので、硬化しても結局また溶かすわけですよね?なら別に完全に硬化してからやらなくてもいいんだな。 ってことが分かりました。 しかし最終トップコートは完全硬化させないといけないです。 そうしないと こんな感じでペリペリとすぐに剥がれてしまいます。 まぁ一見無駄なように?ただのネタルアーを作っているだけのようなことでしたが、自分としては常識を打ち破る発見がありました。 これでこれからのルアー製作にかかる時間が短縮出来ます。 やっぱり一見遠回りするような事をすると、遠回りしただけの事がありますね。 最短距離ばかり走っていてはよくないですね。 2020年6月 月 火 水 木 金 土 日 1 3 5 7 10 11 12 13 15 16 18 19 21 23 26 28 29 30 投稿の月別アーカイブ 投稿の月別アーカイブ 人気の投稿とページ• カテゴリー• 101• 128• 286• 216• 165• 648• 211• 158• 194• 251• 123• 209• 3 最近のコメント• に jumpingtomato より• に T より• に jumpingtomato より• に T より• に jumpingtomato より アーカイブ• メタ情報•

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